個人事業がだんだんと軌道に乗ってくると、
会社設立を検討する方も多いのではないでしょうか。
しかし、事業が順調だからといって安易に
会社設立すると大変な思いをするかもしれません。
そこで今回は、
会社設立について知っておくべき内容をご紹介します。
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会社設立とは
会社設立とは、一言でいえば会社などの法人をつくることです。
法人をつくる際は、登記が必要になり、法務局で登記
申請をすれば設立となります。
▼最低7万円の住民税の支払いがある
個人事業主でも支払っていた住民税は、法人になっても支払う必要があります。
これまで支払っていた住民税は自分にかかるものでしたが、会社を設立すると、法人分の住民税を支払わなければなりません。
住民税は会社の業績が悪くなっても、毎年最低でも7万円支払う必要があります。
▼社会保険への加入義務
会社を設立すると、役員と従業員に社会保険の加入義務が発生します。
社会保険は、厚生年金と健康保険を合わせたもので、会社側は従業員の社会保険の半分を支払わなければなりません。
具体的な金額は、従業員の年収に対して14%の金額です。
▼会社をやめる場合も費用がかかる
会社は設立するときだけではなく、畳むときも費用がかかります。
会社をやめる場合は、解散登記や清算結了登記と呼ばれる処理が発生するので費用が必要になります。
さらに解散確定申告などの処理もしなければならないので、会社をやめる場合も簡単ではありません。
▼まとめ
設立時はもちろん、会社は畳む際も費用がかかります。
そのため安易に会社を立ち上げるのは少々危険です。
しかし、会社を設立することによって得られるメリットもたくさんあるので、設立する際はよく考えることが大切です。